サクサク片付け完了!「もったいない」と「思い出」への対処法

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箱の中に片付ける

前回は、キッチンを例にあげての片付け前の整理についてのお話でした。数・量・サイズ・頻度など、誰が見てもわかりやすい基準にしたがって機械的にさばいていけば、整理は簡単に進むのです。今回はその続き、機械的にさばけないモノの扱いについてです。

片付かない「もったいない系」と「思い出系」

片付けについてのアンケートでよくあげられる、処分できないモノたちといえば「高価なモノ」「新品」「いつか使うかもしれないモノ」「頂きモノ」「思い出のモノ」など、大きく「もったいない系」と「思い出系」にわけられます。

「もったいない系」の処分方法

まず「中古ショップで売る」、残ったものは「誰かにあげる」「寄付をする」がよく挙げられる処分方法ですが、実のところ、中古ショップで売れないものをもらって喜ぶ人はあまりいません。

本当にもったいないと思うのなら、自分が使えばいいのです。捨てることの後ろめたさを誰かに押し付けるのはやめにしましょう。

「思い出系」の処分方法

これには手を焼いている人が多いようですが、ムリに処分しなくてもいいのではないでしょうか?そのモノの存在自体にいくばくかの価値が残っているなら、取っておいてもよいと思います。キレイな箱にでも収めて、そっとしまっておきましょう。

ただこのような想い入れのあるモノの処分には、年々多大なエネルギーが必要となってゆきます。人に見られて困るようなものなら、早めに捨てることです。

一番いい思い出系の収納場所としておすすめしたいのは、記憶の中です。誰にも見られず、色褪せることもなく、いつも持っていられるのですから。

迷わず片付くモノの取捨選択法

ここまでくれば、整理のゴールは見えてきました。あと一歩です。迷っている時間はもったいないので、手っ取り早く判断するための方法を紹介します。

今、それを買うか?

迷ったときには。「今、それを買うかどうか」を自分に問いかけてみてください。ほとんどの場合、今ならもう買わないという答えに至るでしょう。もう迷う必要はないですね。

時限装置の発動

迷ったモノたちをダンボールや袋に詰めて封印しましょう。そして今日の日付を記入します。1年間開封しなければそのまま捨てればよいのです。ほとんどの場合、開封することはないはずです。

模擬引っ越し

毎年のように転勤があるという知人のお宅は、狭い社宅住まいで二人のお子さんがいるにもかかわらず、いつもスッキリしていました。

そのコツを尋ねてみたところ、なんと「引っ越しすれば、自然に片付く」という答えが返ってきたのです。この知恵を拝借しない手はありません。引っ越しを想定して片付けをすれば、これまで以上にスッキリするはずです。

書類はどうしよう

一般の家庭において保管すべき書類は、そんなにたくさんありません。ましてや長期保管が必要なものは、本当に少ないものです。

家電などのトリセツは、よほど古いものでない限りネットで見ることができるので、捨ててしまって構いません。保証書は、保証期間がすぎれば不要です。確定申告や医療費控除用のレシートも、申告が済めば廃棄しましょう。

整理の前にまず保管の必要があるのかどうか、保管が必要ならばいつまでなのかをハッキリさせるだけで、片付けはとても簡単になります。

片付けとは原状復帰のこと

これで整理は一段落つきました。ここまでで、あなたのお部屋はかなり片付いてきているはずです。今までより探しモノが減ったとか、モノの出し入れが楽になったとかの自覚症状が現れてきたなら大成功で、すでにほぼ整頓まで完了しています。

本当の片付けはプロではできない?

片付けをプロに任せても、すぐに元の木阿弥になってしまったという話を聞いたことはありませんか?片付けとは結局は原状復帰のことで、出したら元通りにしまうという、ごく簡単な動作で成り立っているものなのです。

その部屋で暮らす人が自分自身で整理・整頓のプロセスをたどることによって、元通りにしまいやすいスタイルが自然に決まってゆきます。

使う人の動きに合わせて決まるモノの置き場所は、プロによる見目麗しい収納より、はるかに合理的で優れたものなのです。

片付けのベストタイミングはいつ?

精神論に頼らず、手順とルールにしたがって進めてきた片付け。スッキリを維持するための片付けのベストタイミングは、「使ったその直後」です。

最短の動線で取り出せる場所にモノがあれば、元に戻すことも最短の動線で行えるため、使った流れですぐに片付けられます。使った直後に片付けられず、つい出しっ放しになってしまうのなら、それは置き場所が悪いのです。

ベタータイミングを用意してスッキリを維持

それでも元に戻しそびれることもあります。そんなことが積み重なって、だんだんスッキリから遠ざかってしまうのです。そのような逆流現象を防ぐためには、生活のなかに区切りを設けて、そのタイミングで軽く片付けを行うことが必要です。

食後の団欒の後とかお風呂に入る前とか、時間と心に余裕がある、次のシーンに移る合間のときが、おすすめのタイミングです。10分もあれば片付くはずです。

生活する人と共にあるのが片付け

片付けとはお部屋を飾ることでも、モノをしまい込むことでもありません、生活の中で自然と形成されていくものなのです。

よい片付けの基準は暮らしやすさ。モデルルームのようでなくても、生活の匂いがプンプンしても、ちっとも構わないのです。次回からはいよいよお掃除に取り掛かります。

今日のボタモチ

今日のボタモチは【選択】です。先延ばしにするか今やるか。思い切って処分するか残すか。こんな小さな選択の積み重ねが今日を作り、明日を導くのです。

※ 今日はボタモチ、1個追加!

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